”刀都”岐阜県関市にて、40年以上の歴史を誇る工房製作の居合刀を販売しています。
また、質の高い刀装具も各種豊富に取り揃えております。
居合刀(真剣、模擬刀)の特注製作、各種諸工作、検討のご相談など、居合刀に関することなら全てお任せ下さい。
ご注文前のお問合せもお気軽にどうぞ。

居合刀の選び方

居合刀の選び方、特注のコツ

全体について

ここでは、伝統工芸品としての装飾性よりも、居合の道具として機能性を重視した選び方をご紹介しています。
また、当店が所有するデータ等を元にした内容を記載しております。
その為、全ての流派や道場に適するものではございません。場合によっては指導指針等と異なる可能性もございますので、ご自身が遵守すべき内容については、予め師範の先生や先輩などにご確認いただくことを強くおすすめいたします。

刀身について

当店では、標準刀身、軽量刀身、厚口刀身、細口刀身(居合入門刀 少年用のみ)の3種類が選択可能です。
使用者が自由に扱える刃渡り、重量を最優先して選択することをおすすめします。

それぞれの刀身の違いについては Q&A よくあるご質問 をご覧下さい。
Q.刀身種類の違いはなんですか

刃渡り

刃渡りは抜刀に大きな影響を与えます。
身長を元にした刃渡りの算出方法が広く知られていますが、相関関係の根拠に乏しくあまりおすすめできません。
これに対し当店では、リーチ※を元にした適正刃渡りの算出方法をおすすめしています。

※リーチ:手を開き両腕を左右に限度まで広げた時の中指から中指までの長さを指します

リーチを元にした適正刃渡りは、細かいデータの為、一般公開を行っておりません。
ご希望の方は、リーチを測定のうえお問合せください。適正と考える刃渡りを回答いたします。

既製居合刀の場合、刃渡りのご指定は5分刻みに限られます。
特注居合刀製作の場合、5分刻み以下の細かな刃渡りのご指定も可能です。

刀身彫(棒樋の有無と具合)

刀身彫は、重量軽減や強度、美観を高めるために刀身に施される彫刻全般を指します。
中でも代表的な"棒樋(ぼうひ)"は刀身の鎬地に彫られる溝のことで、刀の軽量化に加え、刃筋方向に掛かる負荷を吸収・軽減する役割を持ちます。

当店の居合刀は、全て棒樋有が標準です(大切先刀身での特注居合刀製作時を除く)。
この棒樋に対して工作を加えることで、より大きな重量軽減を図ったりお好みの外観に仕上げたりすることができます。

深彫り

  • 樋を通常よりも深めに手彫りします。
  • 刀身規格や刃渡りにもよりますが、概ね20~50g程度の重量軽減が期待できます。
  • 重量が軽くなることで振る速度が向上しやすく、大きな樋鳴り(振った際の風切り音)が期待できます。

真剣樋

  • 棒樋切先方の形状を鎬地に合わせるように手彫りします。
  • 真剣の美観に近づけたい方や個性を出したい方の装飾工作として有効です。

掻流し

  • 棒樋を茎方向に延長し、ハバキ下まで掻き流します(都合上、茎まで掻き流さずハバキ内で止めます)。
  • 真剣の美観に近づけたい方や個性を出したい方の装飾工作として有効です。
  • 安全性を特に重視される方にはおすすめいたしません。

五分止

  • 棒樋の止め位置をハバキから概ね1.5~2cmとなるように調整します。
  • 樋の掻き終わりが一定でない模擬刀特有の状態が苦手な方におすすめです。
  • 真剣の美観に近づけたい方や個性を出したい方の装飾工作として有効です。

樋無し

  • 鎬地に棒樋の掻かれていない刀身を用います。
  • 棒樋がない分だけ刀身そのものの重量が重くなります。
  • 先重心となるうえ、樋鳴り(振った際の風切り音)が非常にしづらくなります。
  • 重量を最優先でお求めの方にのみおすすめいたします。

重量

ご選択の刃渡りによって重量が異なります。

刀身ごとの標準重量目安(鞘を払って)

※いずれも棒樋有の重量です。
※鍔重量を100gと仮定した重量です。
※軽量刀身は鍔重量を70gと仮定した重量です。
※細口刀身は鍔重量を75gと仮定した重量です。(慈成平均から算出)

刃渡り 標準刀身 軽量刀身 厚口刀身 細口刀身
2尺~2尺5分 取扱い無し 取扱い無し 取扱い無し 625~635g
2尺1寸~2尺1寸5分 取扱い無し 取扱い無し 取扱い無し 635~645g
2尺2寸~2尺2寸5分 770~780g 690~700g 900~910g 645~660g
2尺3寸~2尺3寸5分 790~800g 710~720g 920~935g 取扱い無し
2尺4寸~2尺4寸5分 810~820g 730~740g 950~965g 取扱い無し
2尺5寸~2尺5寸5分 取扱い無し 取扱い無し 980~995g 取扱い無し
2尺6寸~2尺7寸 取扱い無し 取扱い無し 1,010~1,090g 取扱い無し
2尺8寸 取扱い無し 取扱い無し 1,170g 取扱い無し

尚、掲載の重量は目安値であり保証をするものではございません。

柄について

柄の両端にはそれぞれ縁金(ふちがね)と頭金(かしらがね)が着きます。
縁金と頭金は一対となることが多く、2つの金具を総称して縁頭(ふちかしら)と呼びます。 縁頭の寸法や形状が「握りやすい柄」の製作に大きく影響しますので、この選択が居合刀の良し悪しを左右する重要なポイントです。

縁頭の選定

縁頭の選定を図柄優先で行うと、握りにくい柄となってしまう可能性が高くなります。
握りやすく長年愛用できる居合刀と出会うためには、次の手順に沿って縁頭を選定されることをおすすめします。

  1. 自分の手の大きさを測り、適合する縁頭の寸法を知る。
  2. 1.に該当する縁頭を探す。
  3. 2.の中から自分の好みに合った図柄の縁頭を選定する。

縁頭は、縁金と頭金それぞれ一対一組での取扱いとなります。
それぞれ個別のご指定はいただけません。

縁金と柄の太さ

縁金の寸法が、柄の基本的な太さを決定します。
使用者の手に対して太すぎると、正しく握れず力が入りにくい柄となってしまいます。逆に細すぎると、手の内でブレやすい柄となります。
正しく握った※際、柄の菱目に両手の小指がしっかりと掛かる太さの柄が理想的だと言えます。

※「小指が菱目に掛かるように握る」のが"正しい握り方"ではありません。居合道における"正しい握り方"で握った際に自然と小指が菱目に掛かる柄の太さが最適です。

手のひらと縁金寸法の良いバランスの例
  • 平均的な大きさ(成人男性)
    • 手のひらの大きさ:19cm
    • 縁金の寸法:40mm (40mmの縁金から成る太さの柄)
  • 大きめの手(成人男性)
    • 手のひらの大きさ:20.5cm
    • 縁金の寸法:42mm (42mmの縁金から成る太さの柄)
  • 小さめの手(成人男性)
    • 手のひらの大きさ:18.5cm
    • 縁金の寸法:38mm (38mmの縁金から成る太さの柄)

上記はあくまで一例です。
実際は、縁金や頭金の形状、手の大きさに対する小指の長さなどさらに細かい検討が必要です。
握りやすい柄の居合刀をお探しの方は、特注居合刀製作にて承る手合わせ調整をぜひご検討ください。

頭金と柄の形状

それぞれの指の長さには個人差があります。
手のひらの大きさを基準にした太さの柄でも、小指の長さによっては菱目にしっかりと掛からないことがあります。
このような柄となることを避けるため、適切な頭金を選定することが重要です。
また、柄の形状を微調整して、より最適な柄に近づけます。

  • 小指が短い:
    柄の径が小さくなるよう、小さな頭金を選択します。また、刃方・棟方両方の反りをとって柄を細くします(両立鼓)。
  • 小指が長い:
    柄の径が大きくなるよう、大きな頭金を選択します。また、柄の反りをほとんどとらず柄を太くします(反り無し)。

柄の参考画像集

居合刀の選び方 図説03

居合刀の選び方 図説02

居合刀の選び方 図説01

柄巻の選定

柄を巻き締めた組紐や革緒などを柄巻といいます。また、これに用いる組紐や革緒は柄糸と呼ばれます。
柄糸の素材の特徴によって手触りが異なり、柄を握った際のグリップ感に大きく影響します。

柄巻は居合刀を握った際、唯一、人体と接する部分ですので、滑りにくさを第一に選択することをおすすめします。
素材ごとの簡単な特徴は次の通りです。

  • 純綿(じゅんめん)
    • 木綿糸で織られた組紐です。
    • 模擬刀の柄巻では非常に一般的です。
    • 価格が手頃で選択可能色も多く、肌触りのクセも比較的少ないため、入門に最適です。
  • 正絹(しょうけん)
    • 絹糸で織られた組紐です。
    • 独特な艶があって高級感がでるうえ、丈夫で長持ちします。
    • サラサラとして肌触りが良い半面、滑るという声も時折いただきます。
  • 牛革表(ぎゅうかわおもて)
    • 牛の皮を紐状に加工した革緒です。
    • 独特な艶があります。
    • 表面が平滑に仕上げられているため、滑りやすいです。
    • 都合上、ご希望の柄長よりも若干前後(最大で8mm)することがあります。
  • 牛革裏(ぎゅうかわうら)
    • 牛の皮の表面に起毛仕上げを加えて紐状に加工した革緒です。
    • 艶がなく落ち着いた雰囲気に仕上がります。
    • 起毛が残っているうちは滑りにくく、長年の稽古の中で、起毛がなくなるとともに艶が出てきます。
    • 都合上、ご希望の柄長よりも若干前後(最大で8mm)することがあります。

鞘について

鞘塗の選定

鞘の表面に施される鞘塗は、帯刀した際に帯と接する部分です。
表面が平滑な鞘塗だと汗を含んだ帯が絡んでしまい、鞘引きなどの所作をしづらくなることがあります。
発汗量の多さを自覚される方には、各種石目塗のような表面のざらついた鞘塗をおすすめいたします。

鞘塗の大まかな特徴

  • 呂塗
  • 代表的なもの:黒呂塗、茶呂塗、朱呂塗など
    • 透明感と光沢のある平滑な鞘塗です。
    • 繊細な為、非常に傷がつきやすいです。
    • 溜塗、梨地塗、透塗、若狭塗、青貝散塗も同様の特徴を持ちます。
  • 石目塗
  • 代表的なもの:黒石目塗、茶石目塗、暗朱石目塗など
    • 岩石の肌のような砂状模様を模倣した鞘塗です。
    • 艶消しの効果があり、細かな傷が目立ちにくいです。
    • 印伝塗も同様の特徴を持ちます。

当店ご案内


当店は、居合刀と刀装具のオンラインショップです。本格的に居合道を学ぶ方に向けてご満足していただける製品を販売しています。
販売する模擬刀製品は岐阜県関市にて製作しています。
特注居合刀(模擬刀)の製作、真剣・模擬刀の各種諸工作も承ります。まずはお気軽にお問合せください。

店舗情報

店舗情報と各種お問合せ
  • 当店はオンラインショップ専門店として運営するものであり、実店舗を持ちません。
  • 事務所の住所を記載しております。
  • 一部例外を除くほぼすべての刀剣製品は受注生産であり、在庫を持っておりません。
  • ご来訪いただいても販売する商品はございません。予めご注意ください。
  • ご相談のためのご来訪は承っております。まずはお問合せよりご希望候補日時をご連絡ください。

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